今回、ベルリン・テーゲル国際空港で荷物が出てくるのを待っていた時です。とても大きな看板があるのに気付きました。
洗濯機がヘッドフォンをしています。飛行機に乗っている間中、ノイズキャンセリングヘッドフォンで、騒音を防いでいた私にはピンときました。動作音が静かな家電なんだな。ボッシュのブースに行くと、” Silence Edition.”とタイトルされた展示がありました。
アイコンの黄色いヘッドフォンもあります。さて、どんなものなのか、ご紹介しましょう。
■30〜40dB:静か。静かな公園、鉛筆の音、ささやき声レベル
最も静かなのは「冷蔵庫」でした。一日中、作動していますからね。
次に「食洗機」が来ます。食洗機から水が漏れると大変ですからね。密閉性が求められます。
冷蔵庫も同じですね。密閉性が良い製品が、まず静かな家電と言えます。
■40〜50dB:日常的な騒音。静かな事務室、小川のせせらぎ
さて、ここまでがまあ快適な日常生活と言えます。つまり、これ以上になると、何らかの反応を考えないといけない状況と言えます。待つ時間が長い「洗濯機」がここに入ります。
■50〜60dB:日常的な騒音。静かな乗用車内、虫の声、夕立
該当無し
■60〜70dB:うるさい。新幹線車内、せみしぐれ
本当にサイレントと言っていいのか、個人的には疑問ですが、他国で人様のすることですので、文句は付けないことにします。洗濯機と似た構造ながら、水漏れの危険がないため、音が出やすい「乾燥機」。
あとはモーターをブン回す「換気扇」に「掃除機」となります。
なかなか興味深い展示でした。(多賀一晃)