東芝、新機軸のスマートロボットクリーナーを発売


新機軸ダストステーションという発想が新しいロボット掃除機

東芝の生活家電イメージキャラクターの大泉洋さんと優香さんが新製品の披露に参加した

東芝の生活家電イメージキャラクターの大泉洋さんと優香さんが新製品の披露に参加した

東芝ライフスタイル株式会社は、スマートロボットクリーナーの新製品として、「TORNEO ROBO(トルネオ ロボ)VC-RCX1、VC-RVD1を9月上旬から発売する。それぞれオープンプライスで12万円前後、9万円前後となる。

TORNEO ROBOは3色。メタリックグレイ、グランレッド、グランホワイト。

TORNEO ROBOは3色。メタリックグレイ、グランレッド、グランホワイト。

新製品は「Smart Brain(スマートブレイン)」と呼ばれるエンジンを搭載し、「高精度赤外センサー」と「超音波センサー」など実に27ものセンサーを積んでおり、室内の障害物・壁・隅の位置を正確に検知し、70以上の行動パターンから選んで掃除をする。言ってみればランダム走行プログラム型。

また、従来のロボットクリーナーでは取り切れなかった隅、壁際、家具の周囲のゴミ掃除できるように、ブラシの回転軸を本体外周近くにして、従来機種より24㎜長くした2本の「サイドアームブラシ」を持つ、3D DRIVEを採用している。これにより部屋の隅のゴミを99%以上除去できる。

ダストステーションに集塵されたゴミはこのように取り出して、まとめて捨てることができる。

ダストステーションに集塵されたゴミはこのように取り出して、まとめて捨てることができる。

さらに本体の停止原因となるホットカーペットのコントローラー部分の段差などに引っかかりにくくするために、床面に沿って上下する本体底面の回転ブラシユニットに加え、本体底面から床面までを約15㎜に設定して、段差を乗り越えやすくしています。

そして本機の最大のポイントは「ダストステーション」。ゴミ捨ての手間を1ヶ月に1回程度にするために、スマートロボットクリーナーが掃除終了後に戻る充電台に、集塵したゴミを吸引するための機能を備えている。

東芝独自のHEMS機能を搭載した

最上位機種のVC-RCX1はさらに、内蔵カメラと通信機能を備えているため、東芝のホームITシステム「フェミニティ」に接続することで、留守宅の様子を撮影して、外出先からスマートフォンで画像を確認することもできる。撮影ポイントの認識にはフォトポインターを使用し、フォトポインターを3個使えば3カ所までのポイントを360度撮影できる(フォトポインターは1個付属)。

「ダストステーション」や「内蔵カメラ」が非搭載のシンプルなロボットクリーナー「TORNEO ROBO(トルネオ ロボ)VC-RV1」も同時発売される。7万5000円前後。

トルネオ ロボの名前に込められた想い

東芝ライフスタイル社の石渡社長は「ロボットクリーナーを掃除するクリーナーがついた2台分のようなもの」といい、従来機のスマーボからトルネオ ロボに変えた理由は、「クリーナーメーカーが作ったロボットクリーナーであるということを主張するため」に、同社のサイクロンクリーナーのTORNEOの名前にROBOを加えた。

●型名:VC-RCX1/VC-RVD1/VC-RV1 ●外形寸法:350W×350D×87Hmm ●質量:3.4㎏ ●本体電源方式:リチウムイオンバッテリー ●集塵容積:0.2L ●充電時間:約5時間 ●お掃除モード:自動、スポット、手動 ●掃除時間:最大約70分間 ●センサー数:27 ●行動パターン:70通り以上 ●充電台の外形寸法:318W×278D×170H㎜(VC-RCX1/VC-RVD1)、228W×150D×97H㎜(VC-RV1) ●カメラ・通信機能:VGA(30万画素)、広角レンズ(歪補正処理を搭載)、通信Bluetooth Version2.1

2014年08月21日(木曜日)