<IFA>サムスン電子の圧倒的な家電商品群


サムスン電子のブース看板。この先に圧倒的な商品群が展開される

サムスン電子のブース看板。この先に圧倒的な商品群が展開される

■世界屈指の総合家電メーカー

韓国のサムスン電子(SAMSUNG)は、世界最大級の総合電機メーカーでありながら、日本国内ではスマホの「GALAXY」くらいしか目にしない、独特の立ち位置のブランドです。

これにはいくつか理由があります。いちばん大きい理由は「日本は家電大国だったから」です。いくら1億2千万人の人口がいるとはいっても、それに見合う供給メーカー数には限度があります。パナソニック(家丸ごとスマート)、東芝(サザエさん)、日立(この樹なんの樹♪)、三菱電機(家電から人工衛星まで)、シャープ(目の付けどころが○○でしょ)。日本人はとくに「海外メーカー」を意識せずとも、品質保証のされた「Made In Japan」を求めていればよかったわけです。そのほかにも「市場参入障壁」や「日韓関係」など微妙な問題をたくさん孕んでいますが、いずれにせよサムスンは「日本のたった1億人」よりも「世界の72億人」にターゲットを定めて成長してきたといえます。

さて、ではサムスンがどんな製品を出しているのかというと、「あなたが思いつく家電すべて」です。

デュアルクッキング・オーブン

デュアルクッキング・オーブン

デュアルクッキングオーブンを12台並べて、実質24台のオーブンを同時に機能させる展示。ホテルの宴会場とかに便利かもしれません。

デュアルクッキングオーブンを12台並べて、実質24台のオーブンを同時に機能させる展示。ホテルの宴会場とかに便利かもしれません。

入場していきなり並んでいるのは「デュアルクッキング・オーブン」。1台で2台分のオーブンを組み合わせたような製品です。温度も2通り、加熱時間も2通りで別々の料理が同時にできてしまいます。「誰がこれを使うの?」というのは愚問です。こういった単純なコンバイン(結合)をためらうことなくやってしまう挑戦心がサムスンの真髄かもしれません。

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2013年09月11日(水曜日)