■生活家電にこそデジタルが鍵となる
フィリップス(Hall 22 Booth101)はIFAプレスカンファレンスで、スマホやタブレットに連携する革新的な生活家電を発表しました。
■「デジタル育児家電」の登場
つづいて登場したのは、初登場!「AVENTシリーズ Smart Baby Monitor」です。言うならば「デジタル育児家電」です。すでにフィリップスではBaby Care Electronic Applianceとして育児家電はラインナップされており、AVENTシリーズは「Baby phone」や「Video Baby phone」などがあります。
乳幼児の育児がいかに重労働かは世界共通。その重労働を軽減することができる提案となります。スマートベイビーモニターは、カメラユニットのついた本体をベビールームに設置し、赤ちゃんの環境をスマホのアプリで管理・監視できるアプリケーション一体型商品です。離れた部屋でも、カメラによって赤ちゃんの様子が画像で確認でき、温度・湿度・ノイズなどもアラートで手元のスマホで確認できます。高機能化がさらにすすめば「デジタル乳母さん」なんて夢も実現するのでしょうか。こちらもコンセプトモデルです。
■デジタルシミュレーションでヒゲ型を決める
次は、トリミング(ヒゲの部分剃り)前のヒゲ型のシミュレーションができる「グルーミングガイド&グルーミングチェア」です。チェアに座り、カメラに顔を認識させます。認識はタブレット(またはスマホ)を使用し、画面のガイドラインに顔を合わせていくだけです。あとはアプリケーションでヒゲ型のシミュレーションを開始します。この際、スキャンされた自分の顔に「試したい髪型」×「試したいヒゲ形」を組み合わせて試すことができます。電気カミソリのラインナップの充実する同社のデータによりますと、ヒゲ顔のユーザーの1/4が自分に似合うスタイリングを選べるこのシミュレーションによって自信を持てるようになるそうです。
■部屋の環境も室外から整える
最後は「Air Purifier」(エア・ピュリフィアー)。空気清浄機です。もちろんスマホでコントロールでき、外気温・湿度、室内気温・湿度などのモニターすることができます。さらに室内の汚れをスマホで監視して、外出先から空気清浄機能を作動させることも可能です。(永井光晴)