元気な地域店・パナソニックN&Eハウス パナトピア アトム(栃木県宇都宮市)


細かなお困りごとからリフォームまで
地域での信頼を広げて躍進を期す

外観 従業員

パナトピア アトムの店舗面積は約5坪、稼働客は約600件。年商は14年度6000万円で15年度110%への伸長を目指す。従業員は社長ご夫妻と店長、パート1名。オープニングフェアには店長の未来の奥様も応援に駆けつけた。


人物

(株)アトム電友社 社長の金田正行氏(左)、店長の金田正裕氏(右)

パナトピア アトムは、現社長の金田正行氏の母上が昭和42年11月に創業。「私も学生の頃放課後に修理鞄を持ってお客様を訪問しました。高校卒業後に入社し、最初にテレビをお売りしたお客様とも未だにおつき合いいただいています」と、長年にわたって地域のお客様の厚い信頼を獲得している。

激変する昨今の家電市場に「商品単価がどんどん下がる中、前年並みの台数に甘んじていては思うような利益が出せない」と気を引き締める。「こちらからどんどん提案し仕掛けなくては応えていただけない。今後は高齢化したお客様へのお困りごと対応とともに、リフォームへの本格取り組みがさらに重要です」と決意を新たにする。

約5坪と小規模な店舗だが、奥に続く社長の住居も「ショールーム」と位置づけ、キッチンやトイレ、洗濯機やエアコン、マッサージチェアなどの体感の場とする。さらにN&Eのリニューアルを担当したご子息の正裕店長は、リフォームへの取り組みを意識した店づくりを実施。アラウーノや洗面台を店舗に導入、フローリングも一新しリビングルームをイメージさせる店舗とした。倉庫だった店舗脇の
スペースも新たに冷蔵庫や調理家電のコーナーとしている。

さらに昨年秋より、正裕店長の指揮により自店のホームページも開設。明るく親しみやすいイメージのページデザインを取り入れた。サービスのメニューを一覧でわかりやすくアピール、リフォーム施工時の作業写真なども掲載したところ、「設置や移動など細かな依頼を含め、問い合わせが増えています。高齢化での年々のお客様の減少がHPで補われている感があります」と手応えを感じ取る。

獲得した新規客は、ほとんどが近隣住まいだという。「探しておられるのは自宅に近い店だということです。当店を知っていても素性がわからず素通りしていた方が、HPを見て安心して連絡を下さるようになりました。40 代前後の若いお客様が多く、今後20 年、30年のおつき合いができるようしっかり対応したいと思っています」。工務店や畳店など地元の施工関係者とのネットワークも構築し、万全の体制で対応する。「どんなご要望にもお応えし、お客様満足を高めて参ります」。(2015.5.22)

店内 家

テレビはネットワーク訴求にも注力。店長が腕を振るい合展などで積極的にデモを行う。(左) 店舗奥の社長宅。ここも体感の場としてお客様に対応する(右)

店内 店内

店舗には洗面台(左)やアラウーノ(右)を導入し、体感を促す

パナトピア アトム ホームページ http://p-atom.com/

2016年04月04日(月曜日)