≪IFA2014レポート≫ハイアール 冷蔵庫の多様なデザイン


苦言を呈するわけではありませんが、日本人は一度パターンをつくってしまうと、そこから別のステージに行くのは余り上手くありません。例えばガラストップ冷蔵庫。それなりに売れると、猫も杓子も「ガラストップ」。せっかくのあの広いスペースですからね、もっとおもしろいことはできないのでしょうか?一方で、ヨーロッパの大型白物家電は、住宅事情からビルトインを基本としていますので、壁と同じがベストであることは、分かるのですが・・・。

左:ストライプデザイン。右:波紋デザイン。

左:ストライプデザイン。右:波紋デザイン。

■ハイアールの個性的なデザイン
そんな中、扉デザインで、気を吐いているメーカーがありました。今や、ワールドワイドでは、白物家電No.1となったハイアールです。タイトルに個性的とは付けましたが、アーティストが己の業をぶつけたようなデザインとは異なり、言ってみれば「こんなのも良いよね」という感じでしょうか?

左:インパクトの強いカラーのドットデザイン。右:あまり見慣れない楕円波紋デザイン(個人的には好みではない…)。

左:インパクトの強いカラーのドットデザイン。右:あまり見慣れない楕円波紋デザイン(個人的には好みではない…)。

更に情報に特化した扉もあります。

左:ワインの歴史が扉に映し出されるワインクーラー。右:透明、不透明を選べる扉。ニーズ的にはありだと思うが、この見え方に慣れられるかは別。

左:ワインの歴史が扉に映し出されるワインクーラー。右:透明、不透明を選べる扉。ニーズ的にはありだと思うが、この見え方に慣れられるかは別。

ガラス扉で高級感だけでなく、いろいろなニーズをピックアップしてほしいものです。(多賀一晃)

2014年09月22日(月曜日)